ドライブの知識

高速道路の運転が怖い!注意点とコツがわかれば大丈夫!

普段クルマを運転する人でも、「スピードを出す高速道路は怖くて運転できない」と思う人もいるのではないでしょうか。でも、乗ってしまえば信号も交差点もない高速道路は、楽に長距離を移動できる強い味方。一度高速道路での運転をマスターすれば、これからの季節の帰省や旅行も自由自在です。そこで今回は、高速道路を乗りこなすためのポイントや注意点をお伝えします!

出発前はガソリン残量とタイヤの空気圧をチェック

まずは出発前の準備から。クルマに乗ったら、まずは燃料計をチェックして、ガス欠の心配がないかを確認します。高速道路では、数十kmもガソリンスタンドがないケースもありますから、残量が少ない場合は事前に給油をしてください。

カレコの場合は車内に「給油専用カード」が備え付けられているので、ガソリン代を負担せずに給油できます。ガソリンメーターが2分の1以下になったら、給油にご協力ください。10リットル以上の給油にご協力いただいた場合は300円分のカレコクーポンをプレゼントします。

高速道路に入る前にガソリンを満タンにしておこう

高速道路に入る前にガソリンを満タンにしておこう

ガソリンとともに大切なのが、タイヤの空気圧です。高速道路上でタイヤがバースト(破裂)する事故が発生しています。これは、タイヤの空気圧が低い状態での高速走行が原因です。カレコのクルマは、週に一度のメンテナンス時に空気圧のチェックもしていますが、ガソリンスタンドに立ち寄った時に確認しておくとより安全。空気圧は運転席ドアを開けたところなどに記載してある「指定空気圧」より少し高めにするのがよいそうです。

出発前にガソリンスタンドに立ち寄って、タイヤの空気圧のチェックをお願いしよう

出発前にガソリンスタンドに立ち寄って、タイヤの空気圧のチェックをお願いしよう

料金所のコツは「迷わない」こと!

高速道路の運転の難所の一つが料金所。高速道路に入るとき、ETCを利用する場合は「ETCレーン」を、現金や通常のクレジットカードで支払う場合は「一般レーン」でチケットを取ってゲートを通過します。大きな料金所では、ゲートがたくさん並んでいることもあります。

上手に料金所を通過するには、通過するゲートを素早く決めて、後から変更しないこと。「やっぱりあっちの方が空いている!」と思っても、急な移動は後続車とぶつかる危険があるので移動しないでください。「少々並んでも時間に余裕があり問題ない」という、心の余裕も大切です。ETCを利用する場合は、20km/h程度まで減速して前方のバーが開いたのを確認してからゲートを通過します。通過したあとは、他のゲートから出てきたクルマが合流してくるので、周囲をよく確認し、行きたい方面の分岐看板に沿って本線へ進みましょう。

ETCの場合は20㎞以下まで減速して通過しよう

ETCの場合は20㎞以下まで減速して通過しよう

合流は早めのウィンカーとタイミングがポイント

高速道路に苦手意識を持っている人に、難しいポイントを聞くと「本線への合流」を挙げる人がたくさんいます。確かに、速いクルマの流れの中に入っていくのは、最初のうちは難しいもの。でも、ポイントを押さえて一度、経験してしまえば、次からはスムーズにできるようになりますよ!

まず、本線までの進入路で前後にクルマがいたら、十分に車間距離を空けて合流しやすくしておきます。高速道路の本線は80km/h~100km/hでクルマが走っているので、この中に遅い速度で入っていくのは危険です。合流前の加速レーンで、できるだけ本線の速度に近くなるまでスピードを上げましょう。このとき、ミラーと目視で合流する車線をチェックして、「赤いクルマの後ろはクルマがいないから、そこで入ろう」「あのトラックの前に入ろう」と、合流するタイミングを決めます。

加速レーンでしっかりスピードを上げる

加速レーンでしっかりスピードを上げる

コツは、ウィンカーを早めに出して、しっかり合流するアピールをすること。早目にアピールしておけば、本線のクルマも速度を調節して入りやすくしてくれます。

本線に入ったら一定の速度で走る

高速道路の本線を走る上で、上手な運転と下手な運転の違いは何だと思いますか? それはアクセルのコントロールです。運転が上手な人は、常に一定の速度で走行します。

「一定速度で走るには、アクセルを一定に踏んでいればいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、アクセル一定では上り坂で速度が落ちたり、下りで加速したりしてしまいます。上り坂では少しアクセルを踏む、下りでは反対に緩める操作をして、坂道でも一定の速度で走るように心がけてください。

高速道路では周囲のスピードに合わせて80km 〜100km程度を維持しよう

高速道路では周囲のスピードに合わせて80km 〜100km程度を維持しよう

前を走るクルマが速くなったり遅くなったりすると、常に気を使っていなければならず、疲れてしまいますし、渋滞や事故の原因にもなります。一定速度での走行は、自分だけでなく周囲のためでもあるのです。

ちなみに、首都高でよくあるような見通しの悪いカーブでは、カーブの手前でブレーキを。「カーブを曲がったらいきなり渋滞が…」なんてこともあるものです。

車間距離はできるだけ長く!

車間距離はどれくらいをとればよいでしょうか? 答えは「前のクルマが急ブレーキを踏んでも、ぶつからない距離」です。前にクルマが走っていたら、「このクルマが急に止まったら、自分も止まれるかな?」と考えてみてください。

車間距離の目安として、80km/hで80m、100km/hで100m、雨の日はその2倍と言われていますが、車間距離は長ければ長いほどいいもの。「開けすぎじゃないかな?」と思うぐらいがちょうどいいと思ってください。渋滞しているときも急いでいるからと詰めるのではなく、できるだけ車間距離を空けて走行しましょう。高速道路では、以下の写真のような車間距離を確認する白線や確認基点があるので、参考にするといいですね!

確認基点で車間距離を確認しよう

確認基点で車間距離を確認しよう

トンネルではライトを点灯!スピードの出しすぎに注意

明るいところから急に暗いところに入ると、目が慣れるまで少し時間がかかるもの。トンネルへの進入は、慎重に行いましょう。トンネルに入る前には忘れずにライトを点灯します。これは、前後のクルマに自分の存在をアピールするためです。

トンネル内ではライトを点灯する

トンネル内ではライトを点灯する

また、トンネル内では景色が見えない分、目が錯覚を起こしやすいもの。スピードを出しすぎてしまったり、知らず知らずのうちに車間距離が詰まってしまったりすることもあります。また、トンネル内のカーブは見通しが悪いため、特に車間距離やスピードに注意して走行するといいですね。

追い越しはタイミングを見てスムーズな加速を

遅いクルマを追い越したいときは、追い越し車線に車線変更をして追い越します。車線変更のポイントは、合流と同じ。クルマがうまく途切れるタイミングを見て、追い越し車線に入りましょう。

追い越し車線では、しっかりとスピードを上げて迅速に追い越すことが大切。追い越しが終わったら、追い越したクルマとの車間距離を十分取り、元の走行車線に速やかに戻りましょう。

左側のトラックを追い越したら、走行車線に戻る

左側のトラックを追い越したら、走行車線に戻る

疲れを感じる前にサービスエリア/パーキングエリアで休憩

信号や交差点のない高速道路では、知らず知らずに疲れが溜まって集中力が落ちてきます。「疲れたなぁ」と感じる前に、早め早めにサービスエリアやパーキングエリアで休憩を取りましょう。目安としては、1時間に1回。2時間連続の運転は、高速道路に慣れた人でも疲れるものです。最近のサービスエリア・パーキングエリアは飲食施設などが充実しているので、ちょっとした観光名所のように楽しめますよ。

1時間に1回はクルマを降りて休憩しよう

1時間に1回はサービスエリアなどで休憩しよう

一般道に降りるときはスピードの出しすぎに注意

目的のインターチェンジが近づいたら、左車線に寄って降りる準備をします。ウィンカーを出して本線を降りたら、料金所までカーブが続くので、スピードを落としましょう。本線を走った直後は、目の感覚がスピードに慣れた状態になっています。スピードメーターをみて、しっかり減速してください。高速道路を降りたあとも、スピードを出し過ぎないように注意しましょう。

高速道路を降りた直後はスピードメーターを見てしっかり減速

高速道路を降りた直後はスピードメーターを見てしっかり減速

まとめ:一度経験すれば高速道路の運転もバッチリ!

高速道路に苦手意識を持っている人の中には、慣れないため“食わず嫌い”の人も多いのでは。普段通りに落ち着いて運転すれば、きっと克服できますよ。高速道路をマスターし、行動範囲をググッと広げて、さらにドライブを楽しんでくださいね!

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▼慣れた人でも要注意。雨の道を安全に走る9つのポイント
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▼運転に慣れたときが危ない。運転の注意点のおさらい
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