おすすめドライブ

年末年始こそ2泊3日の北関東~南東北ドライブ

長期のお休みが取れる年末年始。せっかくだから、ちょっと遠出してみませんか?
今回ご紹介するのは、茨城と福島を巡る2泊3日のドライブコース。豊かな自然や奥深い歴史に触れる旅で、英気を養いましょう!
1日目は茨城の奥久慈で名瀑と渓谷を楽しんだ後福島のいわきに向かい海の景色を堪能。2日目はあぶくま洞と猪苗代湖を満喫し、3日目は会津若松と大内宿を見学してから東京に戻ってくるコースです。

1日目:奥久慈の自然といわきの海を満喫

1日目のルート:三郷IC~那珂IC~袋田の滝~竜神大吊橋~花貫渓谷~小名浜港~いわき湯元泊

1日目は常磐道を通って那珂ICまで移動。久慈川沿いに国道118号線を北上して大子町へ。途中で国道461号線へ左折して向かうのは日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」。高さ120m、幅73mの大きさを誇り、茨城県を代表する観光名所です。平安時代の歌僧・西行法師も「花もみち 経緯にして山姫の 錦織出す 袋田の瀧」とその魅力を称えました。観瀑台から間近にみる滝の姿は迫力満点。冬には厳しい寒さで滝が凍結する「氷瀑」が見られることもあります。近隣には名産の地鶏「奥久慈しゃも」を食べられるお店があるので、同じく名産のそばとともに味わいたいですね。

紅葉の時期も美しいですが、どの季節に行っても美しいのが特徴

紅葉の時期も美しいですが、どの季節に行っても美しいのが特徴

袋田の滝を後にしたら、奥久慈県立自然公園の中に位置する竜神大吊橋へ。V字型の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせきとめた竜神ダムの上にかけられたこの橋は、全長375mと歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇ります。ダム湖面からの高さは100m。橋の上からは、奥久慈の山並みや渓谷を一望できる大パノラマを楽しむことが出来ます。

渓谷美の美しい竜神大吊橋

渓谷美の美しい竜神大吊橋

国道461号線に戻ったらさらに東へ。国道349号線を過ぎてゆるやかに山を越えると、次の目的地花貫渓谷に到着。国道461号線に沿って流れる花貫川沿いの渓谷で、大小さまざまな淵と滝が連なり、自然の美しさを堪能できます。汐見滝の吊り橋からは、花貫川の清流や勢いよく流れ落ちる汐見滝の姿を見ることができますよ。

新緑のときも緑の美しさが映えています

新緑のときも緑の美しさが映えています

花貫渓谷を出たら国道461号線と県道10号線から常磐道へ。いわき勿来ICで常磐自動車道を出て国道6号線を海沿いに北上すると約1時間で次の目的地・小名浜港に到着します。災害復旧工事が終了した小名浜港で立ち寄りたいのは、「いわき・ら・ら・ミュウ」。「いわきのいいものぜんぶある。」をキャッチフレーズにした観光物産センターです。レストラン、おさかなゾーン、飲食ゾーン、物販ゾーンの大きく4つのエリアに分かれており、いわきのあらゆるものを味わったり購入したりできる施設です。観てよし遊んでよし、味わってよし!とっておきの思い出とお土産を手に入れましょう。レストランなどの他にもいわきの街や震災復興の取り組みについて学べる「ライブいわきミュウじあむ」や遊覧船「いわきデイクルーズ」などが併設されています。

国際港としてコンテナ船なども行き来しています

国際港としてコンテナ船なども行き来しています

1日目の宿泊はいわき市内にあるいわき湯本エリアの温泉宿で。カレコ会員の皆様はぜひ、「ライフサポート倶楽部」を通じて宿泊施設をご予約ください。おトクな優待料金でご利用できます。

「ライフサポート倶楽部」について詳しくはこちら

■ライフサポート倶楽部での予約がお得!いわき湯元のおススメ宿泊施設
<雨情の宿 新つた>
詩人・野口雨情がたびたび逗留していた宿としてゆかりが深く、ギャラリーでも展示。庭園露天風呂からの眺めは、自然の息吹を感じることができ、身も心も癒されます。夕食は磐城沖の魚介類中心の会席膳で、見た目にも季節を感じられる料理を堪能できます。

2日目:あぶくま洞と猪苗代の雄大な自然を感じる

2日目のルート:いわき湯本IC~小野IC~あぶくま洞~小野IC~猪苗代会津高原IC~猪苗代湖~野口英世記念館~世界のガラス館猪苗代店~白虎隊記念館~東山温泉泊

2日目はまず、いわき湯本ICから常磐道・磐越道を通って小野ICへ移動。最初の目的地はいわき市の北にある田村市のあぶくま洞。全長約600mの鍾乳洞の内部は、天井から大きく下がる鍾乳石や床下からタケノコのように堆積してできる石筍(せきじゅん)など千変万化の神秘の世界を見ることができます。三層に分かれる洞内で最大の「滝根御殿」では、舞台用の照明に照らされた「クリスタルカーテン」や「ボックスワーク」、「シールド」、「洞穴サンゴ」など、ここでしか見ることのできない貴重な鍾乳石や石筍を間近で観賞しましょう!およそ8,000万年という歳月をかけて創られた大自然の造形美と美しい照明のコラボレーションをお楽しみください。

神秘的な光景が広がるあぶくま洞

神秘的な光景が広がるあぶくま洞

あぶくま洞を後にしたら、再び小野ICへ。磐越道を走り、猪苗代会津高原ICで降りて猪苗代湖へ。猪苗代湖は日本で4番目に広い湖で、透明度が高く、四季折々に美しい磐梯山を湖面に映すことから「天鏡湖」とも呼ばれています。時間が合えば、人気の遊覧船「かめ丸」「はくちょう丸」に乗って美しい湖上をゆったり巡る旅に出るのもいいですね。

湖面に映る磐梯山も美しいですね

湖面に映る磐梯山も美しいですね

湖のそばには、猪苗代町が生んだ世界的な医学博士・野口英世の偉業を称え昭和14年に完成した「野口英世記念館」があります。記念館では野口英世博士の生家を見学出来るほか、展示室では生い立ちや業績をわかりやすく紹介しています。ゲーム感覚で楽しめる野口英世の研究成果のコーナーなど充実した展示内容が好評です。

1,000円札でおなじみの野口英世のことを学べます

1,000円札でおなじみの野口英世のことを学べます

野口英世記念館の近くには、北欧風三角屋根が目印の「世界のガラス館猪苗代店」があります。約1,000坪と広い店内では、イタリアやチェコなどヨーロッパ各国から直輸入したガラス製品を展示・販売しています。猪苗代のお土産を買えたり、地のものが食べられるレストランもあるので、長めに時間を取って過ごすのもありですね。

美しいガラス工芸品がたくさん

美しいガラス工芸品がたくさん

今夜の宿へ向かう前に、白虎隊記念館に立ち寄りましょう。昭和31年に会津出身の弁護士、故・早川喜代次氏によって創立された史料館で、戊辰戦争における白虎隊をはじめとする会津藩の悲劇を後世に正しく伝えたいという思いから、私財を投じて作られました。白虎隊以外にも戊辰戦争関係の様々な史料(遺品、遺墨、写真)などやジオラマなどを展示しています。

白虎隊の歴史がわかる記念館

白虎隊の歴史がわかる記念館

2日目の宿泊地は会津の奥座敷・東山温泉。東山温泉は今から約1300年前、名僧・行基によって発見されたと言われ、奥羽三楽郷に数えられる歴史ある温泉郷です。竹久夢二や与謝野晶子などの文人・墨客にもこよなく愛された東北屈指の温泉地で、さらさらとした泉質の温泉を心行くまで堪能しましょう。

■ライフサポート倶楽部での予約がお得!東山温泉のおススメ宿泊施設
<庄助の宿 瀧の湯>
全室から渓流・深山の美しい眺望が堪能でき、大浴場からは会津の名所伏見ヶ滝の雄大な景色を一望できます。料理は地産旬消にこだわり、地元の旬の食材を心行くまで味わえます

3日目:会津の歴史と文化を味わう

3日目のルート:東山温泉~鶴乃江酒造~会津ブランド館~鶴ヶ城~大内宿~塔のへつり~白河IC~川口料金所

最終日の3日目は、東山温泉を発った後、会津若松市内へ。会津藩御用達頭取を務めた永宝屋一族で、寛政6年(1794年)に分家創業した老舗の酒造「鶴乃江酒造」、大正ロマン漂う通りに会津地方17市町村のブランド認定品が揃う「会津ブランド館」などが姿を現し、城下町会津を満喫できます。近隣の駐車場に車を停めて、じっくりと散策を楽しんでみませんか。

会津ならではのおみやげが手に入る会津ブランド館

会津ならではのおみやげが手に入る会津ブランド館

再びクルマに乗り、10分ほどで鶴ヶ城へ。戊辰戦争の攻防戦にも耐え抜いた名城で、会津若松のシンボルでもあります。明治7年に廃城令によって取り壊されたものの、昭和40年に幕末時代の城に特徴的な赤瓦をまとい昔の姿そのままに復元されました。周辺は公園になっており、千利休の子・少庵が建てたと言われる「茶室麟閣」など見どころがたくさんあります。

赤い瓦が美しい鶴ヶ城

赤い瓦が美しい鶴ヶ城

鶴ヶ城を出たら、国道118号をさらに南下し、途中県道329号線・県道131号線を経由して往時の姿そのままに茅葺屋根が連なる大内宿へ。江戸時代に会津西街道の宿場町として栄えたこの場所は、約50件の茅葺民家が立ち並び、今にも参勤交代の大名らが通りそうな雰囲気です。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、軒を連ねる民家では特産の土鈴や豆餅、漆器などを販売しているほか、名物の「ねぎそば」などの手打ちそばを楽しめる食事処もあります(※大内宿は歩行者専用のため、車はお近くの駐車場にお停め下さい)。

茅葺屋根の建物が立ち並ぶ大内宿

茅葺屋根の建物が立ち並ぶ大内宿

大内宿を出た後は先ほど通ってきた道を戻り、国道118号線を南下して「塔のへつり」へ。「へつり」とは方言で危険な崖のことで、その名の通り阿賀川沿いを侵食などによる奇石が連なった景観を楽しめる国の天然記念物です。吊り橋を渡って内部を見学することもでき、岩の迫力に圧倒されることでしょう。
帰りは国道289号線を経由して福島県南部の都市・白河へ。ここから東北道に乗って東京へもどりましょう。

まとめ:時間が取れるときこそ普段は見られない景色を見る旅へ

名瀑や湖などの大自然をはじめ歴史を味わうことなど、普段都会の中で生活しているとなかなか触れることができませんね。だからこそ、ゆっくりお休みが取れるときには、思い切って遠出して豊かな自然の中に身を置いてみませんか?自然や先人の英知に触れてパワーを貰えば、休み明けからの生活もまた頑張れるはずです。

なお、カレコでは2016年1月31日まで「おでかけ割」を実施しています。30時間以上のご予約・ご利用でレンタカーよりもおトクです。
今回の旅の場合、「ニッサン ノート」などのコンパクトカーを60時間借りたとして計算すると、レンタカーよりも5,000円以上おトクになります。
時間料金18,000円(レンタカーA社の場合20,052円)+距離料金5,949円(661㎞走行、レンタカーA社の場合ガソリン代6,072円)+保険料など0円(カレコの場合料金に含む、レンタカーA社の場合免責補償費として3,240円(3日分))=合計23,949円(レンタカーA社の場合29,364円)
高速料金は8,190円(すべて休日割引の場合)なので、大人4人で出かけた場合、一人当たり約8,000円の交通費となるのでとってもおトク。クルマなら寄り道もかんたんにできるので、自由度が増しますね。
しかもカレコなら冬用タイヤ対応車両もあるので、安心してドライブに出かけられます。

さぁ、この冬はカレコのクルマでお出かけしませんか?