クルマ・サービス

社長インタビュー後編:カレコが取り組む「Smart & Fun」と「パートナーシップ」

社長インタビュー後編:カレコが取り組む「Smart & Fun」と「パートナーシップ」

首都圏を中心に展開するカレコ・カーシェアリングクラブ。そのカレコを運営するカーシェアリング・ジャパン株式会社の代表取締役 村山 貴宣のインタビューを3回にわたってお届けします。最後となる今回は、カレコが取り組む「Smart & Fun」と「パートナーシップ」についてです。

※カーシェアリング・ジャパン株式会社は、2017年4月1日に三井不動産リアルティ株式会社と合併いたしました。

クルマで出掛ける楽しさを届けたい

ブログ編集部

前回は4つのキーワードの内、「環境・街づくり」「地域密着」について伺いました。三番目は「Smart & Fun」ですね。これはどういう意味でしょうか?

村山

Smartは英語では「賢い」「高機能」、日本語では「スタイルが良い」「気が利いている」といった意味で用いられることが多いですね。当社のSmartは、これらを合わせたものと考えています。Funは文字通り「楽しさ」を意味しています。

「Smart」をあらわす例のひとつが、ITの活用です。例えば、カレコのサービスはスマートフォンや携帯電話さえあればカンタンな操作で、好きなクルマを検索、予約し、クルマのドアを開けて利用することができます。

携帯はもちろん、最新のスマートフォンや手持ちのICカードでもカレコの利用が可能。

携帯はもちろん、最新のスマートフォンや手持ちのICカードでもカレコの利用が可能。

もちろん、他のカーシェアリングサービスと同様に専用のICカードを発行することも可能です。でも、これ以上カードは要らないというお客様の声も多く、そんな会員のみなさまには、お手持ちのSuica、PASMO、おサイフケータイを予約したクルマのカードリーダーに読み込ませて、専用カード代わりに使うことができるカレコならではの機能もあるんです。便利なだけでなく、はじめて体験する驚きと、最先端でおもしろいと感じてもらえるサービスを目指し続けたいと考えています。



手持ちのSuica・PASMO・おサイフケータイを登録すれば追加にICカードを持つ必要がないのもカレコの特徴のひとつ

ブログ編集部

自分のICカードをカレコ用に登録できるのですね。皆さんにどんどん知っていただきたい機能ですね。続けて「Fun」では、どのようなことをお考えでしょうか?

村山

クルマに乗ること、クルマで出掛けることの楽しさも届けたいと考えています。これが「Fun」の部分です。カレコが、最新車種やハチロク、CR-Zなどのスポーツカー、大人数で乗れるフリードやヴォクシーを提供しているのは、いろいろなシーンでクルマで出掛ける楽しさを感じてもらいたいからです。

「若者のクルマ離れ」と言われて久しいですが、たとえばセルリアンタワーに配車しているハチロクは、近隣にお住まいの方だけでなく、わざわざ乗りに来られる方もいる人気車種ですが、ご利用される方の約4割が20代の方です。

このように、カーシェアリングサービスを通じてクルマに触れ、乗る楽しさを体験頂く機会をご提供することも、わたしたちの役割だと思っています。

クルマで出掛ける楽しさを届けたい(カーシェアリング・ジャパン代表 村山)

クルマで出掛ける楽しさを届けたい(カーシェアリング・ジャパン代表 村山)

このような「楽しくてスマートなライフスタイル」を実現するために、カレコでは定期的に会員の皆さま同士でカレコに対する意見を交換してもらう「会員座談会」を開催しています。私たちは、座談会を新たな改善ポイントが発見できることもあり、大切な場と捉えています。

例えば、最近でも座談会の場で「家族とドライブしようと決めても、さてどこにいこうか考えてしまう。そんなときに行き先のヒントがあったらうれしい」とご意見を頂きました。

「クルマで出掛ける楽しさ」を提案していきたい

「クルマで出掛ける楽しさ」を提案していきたい

「豊かな暮らしを支える交通インフラ」を目指しているカレコですが、「豊かな暮らし」には買い物や送迎、レジャー、旅行など様々な切り口があります。今後は、このブログなどを通じて、アウトレット施設で利用できる割引サービスなどの提供を通して、利用シーンの提案もしていきたいと考えています。

ブログ編集部

そうですね、ブログ編集部でもこれまで発信しきれなかったカレコの特典や利用アイデアなど、皆さんにわかりやすくお届けできるように、いろいろな企画を考えていく予定です。

異業種との掛け算でさらなる価値を生む

ブログ編集部

そして最後に「パートナーシップ」です。どのような意味が込められているのでしょうか?

村山

環境や街づくりに配慮しながら、「豊かな暮らし」の実現にお役にたつためには、自動車産業だけに留まらず、ほかの産業分野でもパートナーシップを組んでサービスを充実させていくことが必要だと考えています。当社は商社である三井物産グループに属しています。異なる産業にまたがる新しい価値を創造していくことは、グループ企業全体のDNAとして引き継がれていることなんです。

さきほどお話ししたマンション・カーシェアリングを中心とした不動産業界との提携もその一例です。2011年には「三井のリハウス」と事業提携して、カーシェアリングを紹介するといったサービスも行っています。

また、鉄道会社との協業も推進しています。東急電鉄との提携では、東急田園都市線の鷺沼やたまプラーザにて、同社が新築分譲するマンションの入居者専用のマンションカーシェアリングに取り組んでいます。他にも沿線地域にお住いの方々へのサービスの一環として、東急カードをお持ちの方にカレコの特典をご紹介したり、東急グループが運営するスキー場などの優待券をカレコ会員にプレゼントするといったことも行っています。また、2009年に各メーカーから製品出荷が開始された電気自動車を急速充電器と共にいち早く導入し、渋谷のランドマークであるセルリアンタワーにカーシェアリング車両として設置しています。

地域間のパートナー連携もあります。名古屋近郊を中心に展開するカーシェアリングサービス「カリテコ」と提携して、相互の会員に向けた入会割引サービスなどを実施、新潟ではホームセンターを全国展開している株式会社コメリと電気自動車シェアリングを運営しています。

ホームセンター大手の株式会社コメリと実施している「コメリカーシェアリング with カレコ」

ホームセンター大手の株式会社コメリと実施している「コメリカーシェアリング with カレコ」

業界全体でカーシェアリングを盛り上げていきたいという思いがありますので、カーシェアリングという新しいサービスの普及のために必要となる法整備や事業者同士の意見交換などにも積極的に取り組んでいます。

ブログ編集部

「環境・街づくり」「地域密着」「Smart & Fun」「パートナーシップ」、この4つのキーワードに、カレコの目指すサービスや社会との関わりが集約されているのですね。

首都圏を中心に、さらに広く細かく網羅していく

ブログ編集部

最後に、カレコの今後について教えてください。

村山

カーシェアリングサービスは、まだまだ新しいサービスですが、2011年以降急速に普及してきています。
カレコでは、まずは首都圏を中心にステーションと車両台数を密度高く増やし、地域に密着したサービス展開をしていきます。また、サービスを開始してから4年が経ち、利用データや会員からいただくご要望、ニーズなども蓄積されてきました。それらを上手に活用しながら、さらなる利便性の向上をはかっていきます。多くの方に「豊かな暮らしを支える次世代の交通インフラ」として、カレコをご利用いただけるよう、社員一同より一層の努力をしてまいります。

ブログ編集部

今後の展開を楽しみにしています。ありがとうございました。

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