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【静岡】富士スピードウェイで体験走行を楽しむドライブへ

クルマが好きな人には有名な「富士スピードウェイ」。国内のビッグレース「SUPER GT」、「スーパーフォーミュラ」、「スーパー耐久」、くわえて世界規模の「世界耐久選手権」が開催されるサーキットコースで、多くのモータースポーツファンが観戦に訪れます。

レースやイベントの開催日以外は休業しているイメージがありますが、実は平日でも営業しており、誰でも観覧することができます。今回は安全にレーシングコースを走行できる「体験走行」を楽しむため、富士スピードウェイにお出かけしました。

<目次>
都内から富士スピードウェイまでクルマで100分ほど
足柄SAで新鮮なソフトクリームをいただく
4,200円でレーシングコースを堪能できる「体験走行」
「体験走行」スタート! 気分はレーサー?
ボリューム満点の「がっつりポークソテー定食」で体力回復!
モータースポーツの歴史が学べる「モータースポーツミュージアム」
今回のドライブに利用したクルマ:トヨタ 「GR86」

都内から富士スピードウェイまでクルマで100分ほど

富士スピードウェイは文字通り富士山のすその、静岡県小山町に位置します。都心から約110km、クルマで100分ほどの距離です。

今回は「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションに配置された、トヨタの「GR86」を利用。新宿サブナード(地下駐車場)は42台のシェアカーを配置する、大型ステーションだ
今回は「新宿サブナード(地下駐車場)」ステーションに配置された、トヨタの「GR86」を利用。新宿サブナード(地下駐車場)は42台のシェアカーを配置する、大型ステーションだ

最寄りのステーションから首都高速都心環状線、高速3号渋谷線を経由して東名高速道路を使用します。「足柄SA」のすぐ手前にある「足柄スマートIC」から一般道に下ります。北に向かって20分ほど進めば富士スピードウェイに到着です。

新宿より西側のステーションを利用する場合は、中央自動車道を利用します。「大月JCT」で河口湖、大月方面に分岐して中央道富士吉田線を利用。「富士吉田IC」にて接続する東富士五胡道路へ。「須走IC」で一般道に下り、東に向かって10分ほど進めば富士スピードウェイに到着します。

事前に東名高速道路と中央自動車道、両ルートの道路交通情報を調べることで、渋滞を回避することもできます。

足柄SAで新鮮なソフトクリームをいただく

「富士山に一番近いミルクの王国」をキャッチコピーにする「富士ミルクランド」。朝霧高原で育った牛のミルクから作られる、ソフトクリームやジェラートがおいしいことで有名なレジャー施設です。足柄SAには富士ミルクランドの直営店が設けられ、ソフトクリームを販売しているので、寄り道して味わうことにしました。

ソフトクリームとジェラートの他、直送の牛乳も用意されている
ソフトクリームとジェラートの他、直送の牛乳も用意されている
ソフトクリーム400円(税込み)。コーンかカップか選ぶことができる
ソフトクリーム400円(税込み)。コーンかカップか選ぶことができる

顔を近づけるとほのかに香る生乳の甘い匂いが、期待感を盛り上げてくれます。スプーンですくって口に運ぶや、爽やかなミルク感が広がり、滑らかな舌触りと控えめな甘みが、幸せな気分とリラックスした気持ちをわき上げます。

▼EXPASA足柄(下り:名古屋方面)
住所:静岡県駿東郡小山町
駐車場:あり
URL:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=4

▼富士ミルクランド
URL:https://www.fujimilkland.com/

4,200円でレーシングコースを堪能できる「体験走行」

足柄SA(下り)に入ると、足柄スマートICで出ることができなくなります。東名高速道路に戻り、次の御殿場ICから一般道に下ります。カーナビにしたがって30分ほど走ると、富士スピードウェイに到着です。通常営業日の場合、入場は東ゲートのみになります。

ゲート通過時に入場料金(1,100円 税込み)を支払う
ゲート通過時に入場料金(1,100円 税込み)を支払う

富士スピードウェイは「レーシングコース」や「ショートサーキット」など、いくつかのコースを有しています。体験走行を開催しているのは「レーシングコース」。「グレード1」というFIA(国際自動車連盟)の定める最上位規格を取得した、ビッグレースの舞台としておなじみのコースです。

体験走行は富士スピードウェイの営業日ならば、予約をせずに訪れても参加できます。レースやイベントの開催日、コースが貸し切りで利用されている日は実施していないので、事前に公式サイトでスケジュールを確認してから向かいましょう。

体験走行は通常、12時からの開催。開始の15分前まで、参加を受け付けています。受付はコントロールセンターの1階で行われます。基本的には日に1度きりの開催なので、遅れないよう気を付けましょう。

画像の青い看板の建物がコントロールセンター。場所がよく分からなかったら、入場ゲートでスタッフに聞こう
画像の青い看板の建物がコントロールセンター。場所がよく分からなかったら、入場ゲートでスタッフに聞こう

開始の30分前になると、コントロールセンターの前に体験走行の看板が設置されます。カレコでは競技を行うことを目的とする場所でのクルマの使用を禁止しているため、今回は車両をレンタルして体験走行に参加しました。

富士スピードウェイでは「GRヤリス」や「GRカローラ」をレンタルして体験走行ができます。

看板はオフィシャルカーの後ろに立てられる。オフィシャルカーを先頭に、後ろにつく形で駐車する
看板はオフィシャルカーの後ろに立てられる。オフィシャルカーを先頭に、後ろにつく形で駐車する

体験走行はオフィシャルカーの先導のもと、高速道路や一般道路の感覚でコースを走行できる催しです。参加するにあたってヘルメットなどの装備は必要なく、服装も普段着で大丈夫です。

「体験走行」スタート! 気分はレーサー?

オフィシャルカー、あるいは前のクルマについてコースに入ります。ピットレーンからコースに入り、メインストレートを2回通過。3周目の最終コーナーを抜けたら徐行し、ピットレーンに入って終了です。レーシングコースの長さは4,563mなので、およそ12,000mを走行することになります。

まずはピットレーンを走行。前のクルマを追い抜くのは禁止されている。十分に車間距離をとること
まずはピットレーンを走行。前のクルマを追い抜くのは禁止されている。十分に車間距離をとること
300Rを抜けてダンロップコーナーへ
300Rを抜けてダンロップコーナーへ
最終コーナーから見える建物は、新しくオープンした「富士スピードウェイホテル」だ
最終コーナーから見える建物は、新しくオープンした「富士スピードウェイホテル」だ
メインストレートを100km/hで駆け抜ける! 高速道路と同等の速度だが、怖さを感じるのなら自分のペースで走行しよう
メインストレートを100km/hで駆け抜ける! 高速道路と同等の速度だが、怖さを感じるのなら自分のペースで走行しよう

もし、走行前に「遅く走って、迷惑になるかも」と不安に感じたのなら、事前にマーシャルにその旨を告げることで、走行順を最後にするといった対応をしてくれるそうです。

ボリューム満点の「がっつりポークソテー定食」で体力回復!

体験走行を終えて緊張がとけたからでしょうか、急にお腹が空いてきました。コントロールセンターの向かいにある、レストラン「CRANE Garden(クレインガーデン)」でランチをいただきます。

「CRANE(クレイン)」は鶴を意味する。14時からはデザートメニューもオーダーできる
「CRANE(クレイン)」は鶴を意味する。14時からはデザートメニューもオーダーできる
「CRANE Garden」は富士スピードウェイの中心に位置し、アドバンコーナーから300Rまでを見下ろせるビュースポットだ
「CRANE Garden」は富士スピードウェイの中心に位置し、アドバンコーナーから300Rまでを見下ろせるビュースポットだ

オーダーは食券式です。定食や丼、ご飯もの、麺類、ハンバーガーなどの軽食といったメニューが券売機に表示されます。体験走行で疲れたのでスタミナがある「がっつりポークソテー定食」を選びました。

「がっつりポークソテー定食」1,500円(税込み)
「がっつりポークソテー定食」1,500円(税込み)

厚切りのポークソテーは、とてもやわらかく、気持ちのいいかみごたえと脂のうまみ、そして甘辛いタレが食を進ませてくれます。

ポークソテーのボリュームも満点! どのメニューも作り置きではなく、オーダー後に調理しているそう
ポークソテーのボリュームも満点! どのメニューも作り置きではなく、オーダー後に調理しているそう

▼CRANE Garden(クレインガーデン)
住所:静岡県駿東郡小山町中日向694 富士スピードウェイAパドック
URL:https://crane-garden.com/

CRANE Gardenは、店舗内にオフィシャルショップの「CRANE BOX」を併設しています。お土産を購入するため、立ち寄りました。

店内には、ここでしか購入できないオフィシャルのシャツやキャップの他、職場へのお土産に向いたオリジナルのお菓子などがそろえられています。その中でも人気という「FSWモケケ」と「ネジチョコ」を購入しました。

「FSWモケケ」660円(税込み)
「FSWモケケ」660円(税込み)

「なにかいるよ うしろにいるよ 気づくといるよ」のキャッチコピーで人気の「ご当地モケケ」。富士スピードウェイオリジナルのFSWモケケは、構想から実現するまで1年かかったそうです。そのかいあって、とてもかわいらしく仕上がっています。

「ネジチョコ」540円(税込み)
「ネジチョコ」540円(税込み)

ネジチョコラボラトリーが手掛けるネジチョコは、富士スピードウェイと特別にコラボレート。ホワイトチョコのボルトとミルクチョコのナットはおいしいだけでなく、実際に締めることができる精密設計。機械好きのお子さんならば、きっと喜んでくれるでしょう。

▼富士スピードウェイ
住所:静岡県駿東郡小山町中日向694
駐車場:あり(イベント開催時有料)
URL:https://www.fsw.tv/

モータースポーツの歴史が学べる「モータースポーツミュージアム」

2022年10月には「富士スピードウェイホテル」がオープンしました。「モータースポーツとホスピタリティの融合」をコンセプトとし、立地も富士スピードウェイに隣接しています。4階から8階に設けられた客室からは、レーシングコースのおよそ1/3を望むことができ、最終コーナーを抜けてホームストレートへと駆け抜けるレーシングカーのスピード感とアングルを楽しむことができます。

富士スピードウェイホテルの外観(画像提供:富士モータースポーツミュージアム)
富士スピードウェイホテルの外観(画像提供:富士モータースポーツミュージアム)

ホテル内の1階と2階には「モータースポーツミュージアム」が設けられています。国内外の自動車メーカー10社と提携し、およそ40台のクルマを常設展示しています。

(画像提供:富士モータースポーツミュージアム)
(画像提供:富士モータースポーツミュージアム)

モータースポーツミュージアムは誰でも入館できますが、入場者が多い場合、あらかじめ予約した人が優先されるそうです。

▼富士スピードウェイホテル
住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
駐車場:あり(無料)
URL:https://fuji-motorsports-forest.jp/hotel/

▼モータースポーツミュージアム
URL:https://fuji-motorsports-museum.jp/

今回のドライブに利用したクルマ:トヨタ 「GR86」

レースやイベントが開催されていない日でも、楽しむことのできる富士スピードウェイ。体験走行やモータースポーツミュージアムの他にも、レンタルカートによる走行やレーシングカーの体験走行など、気になるイベントが数多く開催されています。走行を楽しみたくなったら、また訪れたいですね。

今回のドライブでは、トヨタのスポーツカー「GR86」を利用しました。

旧モデルの86と比べ、精悍でスッキリとしたデザインになった
旧モデルの86と比べ、精悍でスッキリとしたデザインになった

先代「86」は排気量が2,000ccだったのに対し、GR86は2,400ccと大幅にアップ。高回転域までスムーズに吹き上がる、気持ちのいい加速を実現しました。FR(フロントエンジン・後輪駆動)と軽量、高剛性フレームの組み合わせにより、どの速度域でも軽快なコーナリング性能を発揮します。低い速度で街中を走行しているだけでも楽しく、ずっと走っていたい気持ちにさせられました。

純粋にカッコイイと感じられる、スポーツカーらしいショートオーバーハングのボディ
純粋にカッコイイと感じられる、スポーツカーらしいショートオーバーハングのボディ

GR86の低い車高にあわせて設計された、運転支援システム「アイサイト」を装備。ステレオカメラで前走車や歩行者を認識し、「衝突の危険がある」と判断したら警告やブレーキのアシストを行い、ドライバーをサポートします。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:プレミアム
・プラン:ベーシック
・時間料金:9,800円(12時間パック)
・距離料金:4,600円(20円×230km)
合計:14,400円

>>>トヨタ「GR86」のあるステーション

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