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買い物やアウトドアに役立つ! 上手な「荷物の載せ方」のポイント

家具や家電を買う、キャンプなどアウトドアに行く、引っ越しの荷物を運ぶ……。

日々、生活をしていると、年に数回は“クルマで大きな荷物を運ぶ機会”があるのではないでしょうか?

カーシェアを利用している人なら、普段よりも荷室の大きなクルマを選んで利用するでしょう。でも、荷物は“載ればいい”というものではありません。

載せ方によって、載せられる荷物の量は大きく変わりますし、加減速時やカーブを曲がるときに、荷物が動かないようにする必要もあります。最悪の場合、急ブレーキなどで荷物が座席に飛んできて、怪我をすることも……。そこで今回は、安心・安全な「荷物の載せ方」を、SUVの「カローラクロス」をモデルにお伝えしていきます。

<目次>
大きく重いものから積み込み、動かないように
天井いっぱいまで荷物を積みたいときは
シートアレンジで空間を拡大!
長いものを積むときは運転に支障のないように
荷物を載せるのにおすすめの車種
クルマが選べるとライフスタイルの幅も広がる

大きく重いものから積み込み、動かないように

大小たくさんの荷物がある場合、まずは大きく重いものから載せていくのが原則です。ある程度の荷物を積んでしまうと、大きな物を入れるスペースはなくなってしまいますし、重い物を上に積むと、下の物を潰してしまいます。

走行中に荷崩れしないよう、不安定にならない積み方を
走行中に荷崩れしないよう、不安定にならない積み方を

また、大きく重い荷物であっても、そのまま置いただけでは走行中に動いてしまうことがあります。荷物が動かないようにするには、「バッグやクッションで隙間を埋める」「荷物を固定するラゲッジネットを利用する」「滑り止めを敷いておく」といった方法があります。

カーブや交差点を曲がるときに荷物が左右に滑ることも。隙間を埋めて荷物が動かないようにする
カーブや交差点を曲がるときに荷物が左右に滑ることも。隙間を埋めて荷物が動かないようにする

ラゲッジネットや滑り止めは車載されていないので、ご自身でご用意いただく必要がありますが、簡単な滑り止めであれば100円ショップで購入可能です。滑りやすいダンボール箱を載せるときなどは、事前に入手しておくといいでしょう。なお、荷室の床面などについているフックは、ラゲッジネットをかけるためのものです。

ラゲッジネットをかけるフックは通常4箇所に付いている
ラゲッジネットをかけるフックは通常4箇所に付いている
ホームセンターや100円ショップで売っている滑り止め
ホームセンターや100円ショップで売っている滑り止め

また、リアゲートを開けたとき、荷物が落ちないように配置することも大事です。荷物を下ろそうとリアゲートを開けたら、大事な荷物が落ちてきて壊れてしまった……なんてこともよくあります。十分に注意して、積載してください。

リアゲートで潰さないよう、荷物がボディをはみ出していないかにも注意
リアゲートで潰さないよう、荷物がボディをはみ出していないかにも注意

天井いっぱいまで荷物を積みたいときは

たくさんの荷物を積んでいくと、ときに天井まで荷物が届いてしまうようなときがあります。後方確認がしづらくなるのでできれば避けたいものですが、荷物状況によってはやむを得ない場合もあるでしょう。

このとき注意したいのは、「シートの高さより上」に荷物がくるとき。こうなると、ブレーキを踏んだとき前に荷物が飛んでくる可能性があるため、小さくて軽い物であっても乗員側に飛んでこないよう、動かないようにしっかり固定しましょう。

この状態でブレーキをかけたら荷物は運転席まで飛んでくる
この状態でブレーキをかけたら荷物は運転席まで飛んでくる

シートアレンジで空間を拡大!

荷室にそのまま入らない大きさの荷物を載せるときは、事前にシートを倒しておきましょう。一般的に、シートの肩口に倒すためのレバーがついてるので、レバー操作でシートを倒します。また、左右が別々に倒れる分割可倒式シートを採用する車種もあります。荷物や乗車人数に応じて、シートのアレンジが可能です。

「カローラクロス」の後席を倒すレバー
「カローラクロス」の後席を倒すレバー
「カローラクロス」は4:6(1名:2名)の分割可倒式。乗車人数や荷物に合わせてアレンジできる
「カローラクロス」は4:6(1名:2名)の分割可倒式。乗車人数や荷物に合わせてアレンジできる
後席を左右とも倒した状態。車種によりシート部分と荷室床面に段差ができる
後席を左右とも倒した状態。車種によりシート部分と荷室床面に段差ができる

なお、シートを元の状態に戻すときは、カチっと音がするよう、勢いよくシートを戻してください。ふわっと戻しただけだとロックがかからない可能性があり、走行中にシートが動いて危険です。シートを戻すときは、シートベルトが隠れたり挟まったりしないように、注意しましょう。

シートベルトがシートの裏側に隠れたり挟まったりしないように注意する
シートベルトがシートの裏側に隠れたり挟まったりしないように注意する
シートを戻したときは、レバーの状態も確認する。車種により赤い印で戻っていないことを知らせる
シートを戻したときは、レバーの状態も確認する。車種により赤い印で戻っていないことを知らせる

長いものを積むときは運転に支障のないように

2列シートのクルマで後席シートを倒したときの奥行きは、「ハリアー」のようなSUVでも、160cmほど。長尺物を載せるときは、やはりミニバンがおすすめです。とはいえ、運転席や助手席まではみ出すような物は、載せないほうが安全。特に、窓にかかる高さの物を積むと、視界が妨げられるので大変危険です。

左右席間にはみ出す荷物も厳禁。急ブレーキによりフロントガラスを突き破る危険性も…
左右席間にはみ出す荷物も厳禁。急ブレーキによりフロントガラスを突き破る危険性も…

荷物を載せるのにおすすめの車種

今回はSUVの「カローラクロス」を例にしましたが、荷物を載せるなら床面が低く、室内高の高いワゴンやミニバンがおすすめです。

例えば、コンパクトな車種であれば「ルーミー」「スペーシアギア」「N-BOX」、より広い空間が必要ならば3列シートの「フリード」「シエンタ」「ヴォクシー」「ステップワゴンスパーダ」「セレナ」などが該当します。

ミニバンの3列目は車種によってシートの格納方法が異なり、「ヴォクシー」「セレナ」「アルファード」「フリード」は左右に跳ね上げる方式、「ステップワゴンスパーダ」「シエンタ」は床下に収納する方式です。

軽自動車ながら室内空間の広い「スペーシアギア」
軽自動車ながら室内空間の広い「スペーシアギア」
床面の低さと、助手席までフラットになるシートアレンジが「スペーシアギア」の特徴
床面の低さと、助手席までフラットになるシートアレンジが「スペーシアギア」の特徴

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コンパクトながら3列シートミニバンの「シエンタ」
コンパクトながら3列シートミニバンの「シエンタ」
「シエンタ」は2列目が可倒式、3列目は2列目部分の床下に格納される
「シエンタ」は2列目が可倒式、3列目は2列目部分の床下に格納される
コンパクトカーと同等の車幅で運転しやすい「ヴォクシー」
コンパクトカーと同等の車幅で運転しやすい「ヴォクシー」
「ヴォクシー」の3列目シートは左右に跳ね上げるタイプ
「ヴォクシー」の3列目シートは左右に跳ね上げるタイプ
「ヴォクシー」「セレナ」と同等のボディサイズの「ステップワゴンスパーダ」
「ヴォクシー」「セレナ」と同等のボディサイズの「ステップワゴンスパーダ」
「ステップワゴンスパーダ」の3列目は床下格納で左右幅が広くとれる
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なお、シートの倒し方がわからないときは、車載マニュアルで確認できる他、カレコホームページからも車両マニュアルを閲覧できます。

クルマが選べるとライフスタイルの幅も広がる

運ぶ荷物に応じてクルマを使い分けられるのもカレコの魅力。買い物もキャンプも引っ越しのサポートにも、さまざまなシーンで活用できます。軽自動車やコンパクトカーを所有していて、大きなクルマが必要なときにだけ利用するような使い方も可能。クルマが選べると、ライフスタイルの幅も広がります。今回のブログを参考に、さらに楽しく豊かなカーライフをお過ごしください!

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