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 奥多摩周遊道路を通る絶景ドライブへ! 奥多摩の自然でリフレッシュ

都心から2時間かからずに行ける奥多摩エリアは、四季折々の絶景が広がる眺望スポットや、奥多摩ならではの自然を体験できる施設が多数あります。今回は、適度なワインディングを有する奥多摩周遊道路を通り、運転と景色の両方を楽しみながら奥多摩ドライブへ行ってきました。

<目次>
都心から浅間尾根駐車場まで100分ほど
奥多摩周遊道路で緑のアーチと駐車場からの絶景を楽しむ
奥多摩周遊道路を抜け、奥多摩湖にかかる浮橋を渡る
奥多摩グルメの新定番「だしまき玉子専門店 卵道」で遅めのランチを
今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヤリスクロス」

都心から浅間尾根(せんげんおね)駐車場まで100分ほど

最初の目的地である浅間尾根駐車場までは都心から100分ほどで到着します。中央自動車道で大月方面へ向かい、「上野原」インターチェンジで一般道へ。浅間尾根駐車場のある奥多摩周遊道路は、夜間の通行が禁止されています。利用時間は夏期(4月1日~9月30日)8時~19時、冬季(10月1日~3月31日)9時~18時と制限されているので、朝早くに出発するのなら、まず「上野原」インターチェンジに向かい、通行可能時間になってから、あらためて設定するとよいでしょう。

「上野原」インターチェンジで一般道に降りたのち、上野原あきる野線から檜原街道を利用して北上します。徐々に道幅が狭くなり急なカーブが多くなるので、対向車には十分に注意し、安全運転を心がけてください。

奥多摩周遊道路で緑のアーチと駐車場からの絶景を楽しむ

「上野原」インターチェンジから30分ほどで「多摩周遊道路」が始まります。

秋には紅葉に包まれたワインディングが楽しめる

奥多摩周遊道路は奥多摩町と檜原村を繋ぐ、およそ20キロの都道です。1973年に東京都初の有料道路として開通し、1990年に無料化されました。秩父多摩甲斐国立公園内の山々と奥多摩湖が育んだ自然の中を通る奥多摩周遊道路。急なカーブの多いワインディングですが、道路環境のよさと車道の広さのおかげで運転と四季の織りなす自然美に包まれた風景を楽しむことができます。ドライブだけでなくツーリング、自転車コースとしての人気も高く、週末には多くの観光客が訪れるスポットです。

▼奥多摩周遊道路
URL:
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/nishiken/Okutama-Hp/Okutama-Hp-Top.html

奥多摩周遊道路に入り10分ほどで、浅間尾根駐車場に到着しました。浅間尾根駐車場は奥多摩周遊道路に点在する駐車場の中で、月夜見(つきよみ)第一駐車場と並んで眺望がいいといわれています。

 200メートルほど歩いて下ると、奥多摩周遊道路で唯一の富士山眺望スポットがある
200メートルほど歩いて下ると、奥多摩周遊道路で唯一の富士山眺望スポットがある
いつまでも眺めていたくなるほど美しい木々の緑と青空の景色

空気の澄んだ日は新宿の高層ビル街や東京スカイツリーまで望むことができるそう。景色を堪能した後、再びヤリスクロスを走らせ、およそ5km先にある月夜見第一駐車場へと向かいました。

人気の駐車場のため、週末はクルマがいっぱいになることも。200mほど下りたところに月夜見第二駐車場がある

眼下に奥多摩湖を見下ろし、奥多摩や奥秩父の雄大な山々が望める月夜見第一駐車場は、奥多摩周遊道路でもっとも眺望のいい駐車場と称されています。運がよければオオタカやクマタカといった希少な野鳥とも出会うことができるため、バードウォッチングで訪れる人も多いそう。

月夜見第一駐車場の標高は933メートルあり、都心よりも一足早く秋や冬が訪れる

駐車場からの眺望を満喫したところで、奥多摩周遊道路沿いにある「山のふるさと村」で一休みすることにしました。

キャンプやBBQ、湖畔遊びなど、友人やファミリーでアウトドアレジャーを楽しむならうってつけの施設

「山のふるさと村」は、正式には「東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村」と呼びます。1990年、奥多摩の豊かな自然を紹介し、関心を深めてもらうことを目的にオープンしました。キャンプ宿泊施設のほか、ビジターセンターやクラフトセンター、自然散策を楽しむトレイルが設置されています。

▼山のふるさと村
住所:東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.yamafuru.com/

この日はカフェの利用にとどまりましたが、おすすめは「奥多摩ヤマメ」を使ったフードメニュー

レストラン「ごはんcaféやませみ」でケーキセットをオーダーしたのですが、開店時間の直後ということもあり、ケーキが焼けるまで1時間ほどかかるとのこと。焼きたてのケーキを食べられるチャンスだったのですが、その後の予定もあるので泣く泣く断念。ご当地スイーツの「奥多摩わさび」とアイスコーヒーをオーダーしました。

「奥多摩わさび」275円(税込み)、「アイスコーヒー」330円(税込み)

「奥多摩わさび」は、武蔵村山市にある「手作りアイス工房ヴェルデ」にて製造されたもの。ヴェルデは酪農も営んでおり、新鮮な自家製ミルクと奥多摩町特産のわさびを使用したジェラートです。口にふくむとミルクの風味とやさしい甘さが広がり、爽やかなわさびの香りがアクセントに。ほのかに感じられるわさびの辛さは、ミルクのコクの引き立て役に徹していました。

▼ごはんcaféやませみ
URL:https://okutama-yamasemi.cafe/

奥多摩周遊道路を抜け、奥多摩湖にかかる浮橋を渡る

「山のふるさと村」を後にし、奥多摩湖にかかる二つの浮橋を目指します。最初の浮橋は奥多摩湖の西側にかかる「留浦(とずら)の浮橋」です。

小河内村はダムに沈み、村にあったおよそ1,000世帯は各地へ転居した

観光地として人気の奥多摩湖は、「奥多摩湖」の名称で広く知られていますが、正式には「小河内(おごうち)貯水池」と呼称します。東京府(現・東京都)の水瓶として、旧・小河内村に造られました。1938年に起工し、第二次世界大戦による工事の中断を経て1957年に竣工。「留浦の浮橋」は、留浦の集落から対岸への通行路として設置されました。

「留浦の浮橋」の全長は212m。20世帯ほどの留浦の集落の光景が、のどかな気持ちにさせてくれる

「留浦の浮橋」は誰でも自由に渡ることができます。吊り橋のような揺れ具合を想像していたのですが、実際に渡り始ると思いのほか安定して揺れは少なく、渡りやすい印象でした。現在は浮橋の浮力にポリエチレンや発泡スチロールの浮子を使用していますが、かつてはドラム缶を使用していたため「ドラム缶橋」とも呼ばれていました。

浮橋の中ほどから北西方面を望んだ風景

▼留浦の浮橋
住所:東京都西多摩郡奥多摩町留浦
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.okutama.gr.jp/site/sightseeing/

続いてもう一つの浮橋、「麦山(むぎやま)の浮橋」へと向かいます。

「麦山の浮橋」の全長は220m。湖面を撫でる風は涼しく、心地良い

「奥多摩湖のドラム缶橋」として知名度が高いのは、奥多摩湖の東寄りに位置する「麦山の浮橋」です。「留浦の浮橋」と同様に、地元に住む人が対岸に渡るために設置されたもので、現在は誰でも利用することが可能。先ほど訪れた「山のふるさと村」とハイキングコースで繋がっており、40分ほどで訪れることができます。

浮橋の中ほどから西方面を望んだ風景。オレンジ色の橋は麦山橋

▼麦山の浮橋
住所:東京都西多摩郡奥多摩町川野
駐車場:あり(峰谷橋無料駐車場を利用)
URL:https://www.okutama.gr.jp/site/sightseeing/

続いて、「奥多摩 水と緑のふれあい館」に立ち寄りました。館内にあるパノラマショップ「ブナの森では、奥多摩町の公式Webサイトに記載されている「奥多摩町の特産品」が販売されています。特産品の一つ「治助(じすけ)イモ」を見かけたので、お土産に購入しました。「男爵いも」や「メ-クイン」と比べて小粒で、ほっこりとした味わいと滑らかな舌触りが特徴的なジャガイモでした。

奥多摩町特産品の「治助イモ」300円(税込み)

▼奥多摩 水と緑のふれあい館
住所:東京都西多摩郡奥多摩町原5
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/pr/okutama/

奥多摩グルメの新定番「だしまき玉子専門店 卵道」で遅めのランチを

気が付けば時刻は14時近くになっていました。ランチに予定していた「だしまき玉子専門店 卵道」へと急ぎます。

奥多摩湖からおよそ13km、クルマで20分くらいの距離にある「だしまき玉子専門店 卵道」

「だしまき玉子専門店 卵道」は店名の通り、だし巻き卵の専門店です。食事メニューは3種類のだし巻き卵の定食のみで、デザートには「自家製ぷりん」もオーダーできます。2019年のオープン直後から話題になり、これまでに多くのメディアに取り上げられた人気店。取材日は平日にも関わらず、数名のお客さんがお店の前で入店待ちをしていました。

選べるメニューは「だしまき定食」と「白だしまき定食」、そして限定数の「烏骨鶏だしまき定食」。「はじめての方は、だしまき定食を」とのお店のすすめに従い、「だしまき定食」をオーダーしました。

「だしまき定食」1,100円(税込み)。大根おろし、わさび漬け、ねり梅から付け合わせを選べる

「だしまき定食」1,100円(税込み)。大根おろし、わさび漬け、ねり梅から付け合わせを選べる

椎茸に昆布、カツオ節、煮干しで取っただしは、濃厚な卵のコクと抜群の相性を発揮! 互いの旨みを存分に引き出します。卵を4つも使ったボリュームとしっかりとした味わいは白米のお供にぴったり。評判になるのも納得のおいしさでした。デザートの「自家製ぷりん」は持ち帰り用として購入しました。

「自家製ぷりん」330円(税込み)

▼だしまき玉子専門店 卵道
住所:東京都西多摩郡奥多摩町小丹波549
駐車場:あり(無料)
URL:https://ranway-dashimaki.com/

奥多摩の緑と美しい眺望、そして浮橋からの奥多摩湖の景色と涼風を楽しんだ今回の奥多摩周遊ドライブ。春には、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど約4,000本の桜が湖畔を彩り、奥多摩周遊道路をドライブしながら車窓からのお花見も楽しめます。

桜が満開のときの奥多摩の景色
桜が満開のときの奥多摩の景色

紅葉の季節や空気のよく澄んだ季節には、また違った姿を見せてくれます。秋が深まり紅葉が楽しめる時期に訪れるのもおすすめです。

今回のドライブに使用したクルマ:トヨタ 「ヤリスクロス」

トヨタのスポーティなコンパクトカー「ヤリス」。ヤリスクロスはヤリスのSUVバージョンに位置づけられます。ヤリスより車内空間はひと回り広く、SUVらしい快適な居住性を有します。

無駄をそぎ落とし精練されたデザイン。アウトドアはもちろん、都会でも存在感を発揮

荷室空間も広く、大きなリアハッチにより使い勝手も向上。荷物の増える買い物やレジャーで困ることはありません。

後部座席を倒すことで、大きな荷物も収納できる

「ヤリス」ゆずりの走行性能もあり、キビキビとした操作性とシフトのすばやい反応により、場所を選ぶことなく楽しい運転を提供してくれます。まさにおいしいとこ取りを極めた一台です。

シーケンシャルシフトマチックでシフトダウンを行うと、即座にエンジンブレーキが反応。勾配の多い山道では積極的に活用すると便利

<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:4,140円(18円×230km)
合計:9,840円

>>>トヨタ「ヤリスクロス」のあるステーション

>>>「カレコ・カーシェアリングクラブ」の料金

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