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「はこね金太郎ライン」が開通! 新しいルートで箱根をドライブ

2021年4月28日に「はこね金太郎ライン」が開通しました。神奈川県南足柄市矢倉沢と箱根町仙石原を結ぶ県道731号に整備された「はこね金太郎ライン」。この道路が開通したことにより、これまで大井松田インターチェンジから箱根まで60分から80分かかっていた時間が45分ほどに短縮され渋滞緩和なども期待されています。今回は、新開通した「はこね金太郎ライン」を通り、「金太郎伝説」ゆかりの周辺スポットや「道の駅」に立ち寄りながら箱根ドライブを楽しんできました。

<目次>
横浜青葉ICから大井松田ICまで、約40分のドライブ
足柄の魅力いっぱい!道の駅「足柄・金太郎のふるさと」
鮮魚と足柄茶ソフトクリームに舌鼓! 「ふるさとゴハン食堂」
「金太郎伝説」ゆかりの地「金太郎の遊び石」と「夕日の滝」
山の中を進む「はこね金太郎ライン」
絶景とワインディングロードを楽しむ「芦ノ湖スカイライン」
今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ 「C-HR」

横浜青葉ICから大井松田ICまで、約40分のドライブ

今回利用したステーションは、横浜市青葉区にある「リパーク青葉区総合庁舎前」です。近くの横浜青葉インターチェンジから東名高速道路に乗り、大井松田インターチェンジまで約40分。一般道に降りて南足柄市に入ると、街のそこかしこに、かわいらしい金太郎の像やイラストが描かれた店の看板が見えてきます。

南足柄市は、童話「金太郎」で有名な「金太郎のふるさと」として知られており、金太郎は市のマスコットとして大活躍しているそうです。足柄の魅力に触れるべく、まずは道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を目指すことにしました。

 ビルの上で店の看板の役割をする「金太郎」。熊にまたがる姿が愛らしい
ビルの上で店の看板の役割をする「金太郎」。熊にまたがる姿が愛らしい

足柄の魅力いっぱい!道の駅「足柄・金太郎のふるさと」

 開放感のある広い駐車場からは、見渡す限りの青空と一面の山が見える
開放感のある広い駐車場からは、見渡す限りの青空と一面の山が見える

2020年6月にオープンした道の駅「足柄・金太郎のふるさと」は、多い日で1日に約3,000人、平日でも約1,000人が来場するほどの人気ぶり。この日は平日の朝9時半に到着したので、まだ駐車場は空いていました。駐車場はと広々としており、ゆったり停めることができます。

 道の駅でもマスコットシンボルとして大活躍の金太郎が来場者をお出迎え
道の駅でもマスコットシンボルとして大活躍の金太郎が来場者をお出迎え

まずは、農産物直売所へ。店内は、毎日生産者から届く新鮮な野菜や卵、お惣菜、地元ならではのお土産であふれ、店内を見て回るだけでワクワクします

 色鮮やかな野菜やフルーツの工夫された陳列は見るだけでも楽しめる
色鮮やかな野菜やフルーツの工夫された陳列は見るだけでも楽しめる
   ついつい見てしまう生産者の顔写真
ついつい見てしまう生産者の顔写真

農産物直売所に並ぶたくさんの商品は陳列が美しく、生産者一人ひとりの顔写真が大きく紹介されています。お土産コーナーも魅力的な商品やグッズが盛りだくさん。お店の推し商品でもある金太郎アイテムを眺めていると、可愛らしい一口羊羹のセットを発見! 金太郎のイラストが気に入りお土産に購入しました。

 5種類の味が楽しめる「一口羊羹 5個セット」810円(税込み)。パッケージのイラストがとてもかわいい
5種類の味が楽しめる「一口羊羹 5個セット」810円(税込み)。パッケージのイラストがとてもかわいい
   足柄地区の特産物として有名な「足柄茶」は、お土産の定番人気商品
足柄地区の特産物として有名な「足柄茶」は、お土産の定番人気商品
 ついつい手にとりたくなる金太郎グッズの数々
ついつい手にとりたくなる金太郎グッズの数々

鮮魚と足柄茶ソフトクリームに舌鼓! 「ふるさとゴハン食堂」

道の駅でのショッピングを楽しんだ後は、隣の建物にある「ふるさとゴハン食堂」でちょっと早めのランチを取ることにしました。

 開放感のある食堂スペース。ガラス張りの窓からは自然豊かな景色が楽しめる
開放感のある食堂スペース。ガラス張りの窓からは自然豊かな景色が楽しめる

「ふるさとゴハン食堂」では、「ココでしか食べられない美味しいモノ」をコンセプトに、特産品「相州牛」や「やまゆりポーク」を使用したグルメ、「足柄茶」を使った蕎麦やスイーツなどを楽しむことができます。ウニやまぐろ、しらすなどの海鮮グルメも豊富。新鮮なまぐろに心惹かれ、「 トロとろとろ丼 」をオーダーすることにしました。

食券を購入し待つこと数分。丼ぶりに盛られた「 トロとろとろ丼 」が出てきました。温かいご飯に、脂身や赤身、たたきなど数種類の具材がのる丼ぶりはボリューム満点です!

 とろが贅沢に盛られた「とろトロトロ丼」1,480円(税込み)。アクセントのイクラもうれしい
とろが贅沢に盛られた「トロとろとろ丼」1,480円(税込み)。アクセントのイクラもうれしい

一口食べると、新鮮なまぐろが口の中で溶けていき、どんどん箸が進みました。海鮮の丼メニューには、刺身醤油と刺身専用のゴマだれもセットでつき、無料で「濃厚魚介出汁」も追加できます。1つの丼で3つの味を堪能できて、大満足のランチタイムとなりました。

 最後に「濃厚魚介出汁」をかけてお茶漬け風に。しっかりコクのある出汁がやみつき
最後に「濃厚魚介出汁」をかけてお茶漬け風に。しっかりコクのある出汁がやみつき

お腹いっぱいになったものの、名物のソフトクリームも気になってつい購入。ソフトクリームについている「天狗せんべい」でアイスをすくって食べると、濃厚なのにさっぱりとした足柄茶の香りが口いっぱいに広がり、ほのかな苦味が後を引くおいしさでした。

 「足柄茶ソフトクリーム」480円(税込み)。天狗せんべいの香ばしさが、ソフトクリームのお茶の甘みをひきたてる
「足柄茶ソフトクリーム」480円(税込み)。天狗せんべいの香ばしさが、ソフトクリームのお茶の甘みをひきたてる
 ミルクと足柄茶の両方の味が楽しめる「足柄茶&ミルクミックス」350円(税込み)もおすすめ
ミルクと足柄茶の両方の味が楽しめる「足柄茶&ミルクミックス」350円(税込み)もおすすめ

▼道の駅足柄・金太郎のふるさと
住所:神奈川県南足柄市竹松1117番地1
URL: https://www.michinoeki-ashigara.com/

「金太郎伝説」ゆかりの地「金太郎の遊び石」と「夕日の滝」

平安時代、四万長者と呼ばれるお金持ちの娘のもとに生まれた金太郎。成長後は勇敢な武将に成長し、「坂田金時」という名前で、源頼光に仕えたといわれています。

金太郎が、幼少期に遊んだといわれる「金太郎の遊び石」。そして、金太郎が生まれたときに産湯の水として使われたと伝説のある「夕日の滝」が近くにあるというので立ち寄ることにしました。

 「金太郎の遊び石」と「夕日の滝」は道の駅からすぐそばの場所にある
「金太郎の遊び石」と「夕日の滝」は道の駅からすぐそばの場所にある

道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を出て北に進み、県道78号を進むこと約15分。「夕日の滝」という看板が見えてきました。看板の指示通りに坂を進むと、まず到着したのは「金太郎の遊び石」。「金太郎の遊び石」からクルマで少し登ると、「夕日の滝」に行くことができます。

 「金太郎の遊び石」と「夕日の滝」は道の駅からすぐそばの場所にある
子どもが持ち上げたとは到底思えない巨大な石

高さ2mくらいありそうな「金太郎の遊び石」は、実際に見ると大迫力でした。金太郎は幼少期、この石によじ登ったり、なんと持ち上げたりして遊んだのだそうです。さすがは金太郎。幼少期から並外れた力持ちだったのですね。続いて「夕日の滝」は、専用の駐車場に停めてから少し山の中を歩きます。

 森林浴をしながら進むと、サワサワとさわやかな水の流れる音が聞こえてくる
森林浴をしながら進むと、サワサワとさわやかな水の流れる音が聞こえてくる
 「金太郎の力水」と名付けられた水。浄化処理されているので飲むことができる
「金太郎の力水」と名付けられた水。浄化処理されているので飲むことができる
   「夕日の滝」まではあと一息。山道でも整備されている
「夕日の滝」まではあと一息。山道でも整備されているので歩きやすい
 「夕日の滝」。思わず息をのむほど美しい滝
「夕日の滝」。思わず息をのむほど美しい滝

近づくにつれ大きくなる滝の音にワクワクしながら、山道を歩いていくと「夕日の滝」に到着です。間近で聞こえる滝の音と、大自然がつくり出す神秘的な景色に圧倒され、しばらく時を忘れて呆然としてしまいました。

「夕日の滝」の名称は、夕日に映える美しさに由来するといわれていますが、毎年1月に、夕日が滝口に沈んでいくことにちなんで、そう呼ばれるようになったともいわれています。マイナスイオンをしっかり浴びて癒され、パワーもフルチャージできました。

いよいよ今回のドライブの目的「はこね金太郎ライン」へと向かいます。

▼金太郎の遊び石
住所:神奈川県南足柄市矢倉沢2324
駐車場:あり(無料)

▼夕日の滝
住所:神奈川県南足柄市矢倉沢
駐車場:あり(無料)

山の中を進む「はこね金太郎ライン」

「はこね金太郎ライン」のスタート地点は、「金太郎の遊び石」から数分戻った県道78号沿いにあります。「金太郎の遊び石」のすぐ近くにも「はこね金太郎ライン」の入口があったので、今回はこの入口を利用しました。

 看板を目印に「はこね金太郎ライン」に突入
看板を目印に「はこね金太郎ライン」に突入
  道幅は狭いところで約5m。カーブも続くのでスピードを落とし徐行運転
道幅は狭いところで約5m。カーブも続くのでスピードを落とし徐行運転でドライブ

いざ「はこね金太郎ライン」へ入ってみると、道幅が狭くカーブが小刻みに続きます。トンネル以外には照明灯がないので、雨で視界が悪い日や夜間の走行は安全運転を心がけましょう。

乗車定員11名以上の乗用自動車や、最大積載量3トン以上の貨物自動車が通ることは禁止されています。ライダーや自転車で走行する人も少なくないので、推奨速度の時速20kmでのドライブがおすすめです。

7kmほど進むと、「金時見晴パーキング」という看板が見えてきました。トイレはありませんが、晴れていれば、周りの美しい山々の景色を一望できるので、ひと休みするにはうってつけのスポットです。金時山・明神ヶ岳山頂に続く登山道もあり、登山客もちらほら見られました。

 「金時見晴パーキング」は乗用車35台分の駐車スペース(無料)。青空に美しく映える、周りの山々の景色が堪能できる
「金時見晴パーキング」は乗用車35台分の駐車スペース(無料)。青空に美しく映える、周りの山々の景色が堪能できる
 走行距離を等間隔で知らせてくれる表示板。金太郎の斧形をしているのがかわいい
走行距離を等間隔で知らせてくれる表示板。金太郎の斧形をしているのがかわいい

その後もカーブが多い山道を進んでいくと、あっという間に箱根に到着しました。渋滞に巻き込まれることなくスムーズに運転でき、箱根のアクセスの良さに驚きました。

▼はこね金太郎ライン
住所:神奈川県南足柄市矢倉沢(起点)
   神奈川県足柄下郡箱根町仙石原(終点)

絶景とワインディングロードを楽しむ「芦ノ湖スカイライン」

国道138号に入ると、ゆったりとした時間が流れるリゾート地、箱根の街並みが見えてきました。温泉、旅館、美術館、カフェなど足を止めたい場所は色々ありましたが、今回はこのままドライブを続け、「芦ノ湖スカイライン」を走ってみることにしました。

「芦ノ湖スカイライン」は神奈川県と静岡県をまたがる道路で、一般区間(湖尻峠⇔箱根峠:税込み800円)と特別区間(湖尻⇔湖尻峠間:税込み100円)に分かれています。一般区間は、富士山が見える「三国峠」や、ヤマトタケルのミコトにまつわる「命の水」、メロディを奏でる道路「メロディベープ」など、見どころ満載です。

 「三国峠」には無料の駐車場がある(無料)。この日は晴れていたので、富士山がはっきりと見えた
「三国峠」には無料の駐車場がある。この日は晴れていたので、富士山がはっきりと見えた
 「命之泉神社」には無料の駐車スペースがある。奥に湧き出る水は、ヤマトタケルノミコトが飲んだとの伝説が
「命之泉神社」にも無料の駐車スペースがある。奥に湧き出る水は、ヤマトタケルノミコトが飲んだとの伝説が
道路の一部はメロティラインになっており、 一定速度で走ると道路から「残酷な天使のテーゼ」が聞こえてくる
道路の一部はメロディラインになっており、 一定速度で走ると道路から「残酷な天使のテーゼ」が聞こえてくる
 山道を抜けると開けた景色に。のどかな景色にもまた癒される
山道を抜けると開けた景色に。のどかな景色にもまた癒される

実際にドライブをしてみると、カーブやアップダウンは多めですが、心地よい刺激を楽しむことができました。ドライブ中にときどき見せる絶景もすばらしく、気分爽快です。箱根の街並みを楽しみつつ、最後は、クルマで15分の場所にある「箱根神社」を訪れ、帰路までの安全運転を祈願しました。

▼芦ノ湖スカイライン
住所:神奈川県足柄下郡箱根町畑引山381-11(箱根峠)(起点)
   神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1242-6(湖尻)(終点)

▼箱根神社
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
URL:http://hakonejinja.or.jp/
駐車場:あり(無料)

今回のドライブで利用したクルマ:トヨタ 「C-HR」

 力強さと優雅な走りを実現。トヨタ 「C-HR」
力強さと優雅な走りを実現。トヨタ 「C-HR」

トヨタ 「C-HR」は、ベーシック料金で利用できるコンパクトなSUV。山道のカーブや急勾配も、1.2リッターターボエンジンによる持ち前のパワーで難なく走ります。

追従型の「レーダークルーズコントロール(アダプティブ・クルーズコントロール)」のおかげで、高速道路も安心・安全。スポーティでスタイリッシュなデザインも、大きな魅力な1台です。大切な人とのデートや日帰り旅行にぜひ、ご利用ください。

<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:3,440円(16円×215km)
合計:9,140円

>>>トヨタ「C-HR」のあるステーション

>>>「カレコ・カーシェアリングクラブ」の料金

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