ドライブの知識

久しぶりの運転で気をつけることは? 7つのポイントでおさらい

就職や転勤、進学などの環境の変化やテレワークや在宅勤務の増加にともなって、運転をする必要が出てきた人も多いのではないでしょうか? 中には、「運転するのは数年ぶり……」という人もいるかもしれません。

ブランクができてしまうと、次に乗るときに緊張してしまいますよね。そこで、久しぶりに運転する方に向けて、改めて運転の心得やポイントをお伝えします。ペーパードライバーの方の、苦手克服にもお役立てください。

<目次>
出発前に行き先を確認
クルマに乗るときは周囲を確認してから
出発前にドライビングポジションを調整
ウインカーやワイパーなどの操作も見ておこう
いよいよ出発!はじめは慎重に…
スピードと車間距離を意識する
1時間に1回は休憩をとろう!
少しずつ始めれば怖くない

出発前に行き先を確認

カーナビがあれば大丈夫。とはいえ、気持ちに余裕を持って運転するためには、事前に出発地と目的地までの位置関係やどんな道を走っていくのかを、スマートフォンなどで調べておくことをおすすめします。

 Googleマップなどで事前にルートの見当をつけておくと安心
Googleマップなどで事前にルートの見当をつけておくと安心

たとえば、世田谷から川崎駅へ行くのだとしたら、「まずは環状八号線に出るんだな」「馬込から国道1号線に入るんだな」と、おおよその走るルートや走る道の名前を調べておくと、「次はどこを曲がるんだろう……?」と、常にカーナビを気にしながら走るよりも、余裕を持って運転できます。

クルマに乗るときは周囲を確認してから

ルートを事前にチェックしたら出発!……の前に、クルマの周囲の状況を確認します。特にカーシェアを利用する場合は、初めてのステーションから出発することも多いもの。ステーションから右に出るのがいいのか、左に出るのがいいのか。あるいは、ステーションの前の道が一方通行でないかなどを、出発前に見ておきましょう。

 ステーションの出入りの仕方やステーションをどっちに出るかを先に見ておこう
ステーションの出入りの仕方やステーションをどっちに出るかを先に見ておこう

また、ステーションによっては車載の駐車券を使うところもありますから、ステーションや駐車場の利用方法も確認しておくと、「あれ? どうやって出るんだろう?」と慌てずに済みます。

>>>よくある質問「 ゲート式ステーションの使い方を教えてください 」

出発前にドライビングポジションを調整

クルマに乗ったら、まずはドライビングポジション(運転姿勢)の調整から。シートはブレーキペダルをしっかりと奥まで踏み込める位置に、ハンドルはすこし肘が曲がった状態で握れるように調整します。シートとハンドルの調整ができたら、ルームミラーとドアミラーの調整を行います。

 もっとも大切なのは、ブレーキを奥までしっかり踏めること。ブレーキペダルを基準に調整していく
もっとも大切なのは、ブレーキを奥までしっかり踏めること。ブレーキペダルを基準に調整していく
 左右のドアミラーや室内にあるルームミラーの調整も忘れずに
左右のドアミラーや室内にあるルームミラーの調整も忘れずに

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ウインカーやワイパーなどの操作も見ておこう

走り出す前に運転席まわりの操作の確認もしておきましょう。運転に必要なウインカー、ワイパー、ヘッドライト、シフト、パーキングブレーキはもちろん、エアコンやカーナビなどの操作も、出発前に確認しておくと走行中に迷わず慌てず操作できます。カーナビは、安全のため走行中の操作ができません。目的地をセットするときは、出発前に行いましょう。

 ワイパーの操作もおさらいしておくと安心。また、輸入車はウインカーが左側にあるので要注意
ワイパーの操作もおさらいしておくと安心。また、輸入車はウインカーが左側にあるので要注意
 シフトレバーやパーキングブレーキの操作などもチェック。最近では電動パーキングブレーキも多い
シフトレバーやパーキングブレーキの操作などもチェック。最近では電動パーキングブレーキも多い

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いよいよ出発!はじめは慎重に…

各種確認が終わったらシートベルトを装着していよいよ出発です。ステーションから出るときは、ブレーキを少しずつゆるめてゆっくりと発進しましょう。左右の壁やクルマにぶつけないように注意しながら、前方の間隔にも気を配ります。少しでも不安に感じたら、一度止まって間隔を確認してください。間隔がつかみづらい場合や周囲が見えにくい場合は、クルマを降りて確認することも必要です。

 「大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、ぶつからないように一度止まって確認する
「大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、ぶつからないように一度止まって確認する

また、ステーションを出たら、クルマの感覚に慣れるまでは無理な運転をせず、スピードも控えめに。いきなり大通りに出るのではなく、慣れてくるまでは走りやすい場所で練習してもいいでしょう。

 慣れてくるまでは無理のない範囲の場所や速度で運転しよう
慣れてくるまでは無理のない範囲の場所や速度で運転しよう

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スピードと車間距離を意識する

緊張しながらの運転や慣れないクルマの運転では、知らず知らずのうちにスピードが出てしまっていたり、反対に落ちてしまったりしがちです。なかなかスピードメーターを見る余裕がないかもしれませんが、制限速度を守りながらできるだけスピードが上下しないよう、一定の速度で走ることを心がけましょう。

 制限速度を守ることはもちろん、坂道でも速度が変化しないように注意する
制限速度を守ることはもちろん、坂道でも速度が変化しないように注意する

そのときのポイントは、坂道を意識すること。上り坂ではスピードが落ちてしまうので、少しアクセルを踏み、どんどんスピードが出てしまう下り坂では、アクセルをゆるめたりブレーキをかけたりしながら、速度を保つようにします。また、車間距離を十分にとることも忘れずに。「あけすぎかな?」と感じるぐらいで、ちょうどいいでしょう。

 車間距離は、前のクルマが急ブレーキをしてもぶつからない距離を意識する。「あけすぎかな?」と思うぐらいでちょうどいい
車間距離は、前のクルマが急ブレーキをしてもぶつからない距離を意識する。「あけすぎかな?」と思うぐらいでちょうどいい

交差点を右左折するときや車線変更をするときのウインカーは、「早め」が鉄則です。早く合図を出すことで、「動きますよ」という意思がまわりに伝われば、安全なだけでなく、譲ってもらえる可能性も高まります。

1時間に1回は休憩をとろう!

運転は集中力を要するので、気づかないうちに疲れが溜まってきます。特に、久しぶりの運転ではなおさらです。疲れたまま運転すると注意力が散漫になり危険なので、慣れないうちは、30分~1時間に1回、慣れてきても2時間に1回は休憩を入れるようにしましょう。

 駐車するときはサービスエリアやコインパーキング、公園の駐車場など安全な場所に
駐車するときはサービスエリアやコインパーキング、公園の駐車場など安全な場所に

休憩する際は、ただクルマを止めるだけでなく、クルマから降りて身体を動かすことも大切です。心身ともにリフレッシュしてから、再出発してください。

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少しずつ始めれば怖くない

ペーパードライバーでなくても、久しぶりの運転は緊張するもの。特に、運転に苦手意識を持っている人は、「怖い」という思いが先行して身体に力が入りがちです。でも、今回紹介してきた手順やポイントを押さえて臨めば、気持ちに余裕も生まれリラックスして運転できますよ。自分が「どんなシーンで緊張するのか」「運転のどんなところが苦手なのか」を考えることで、きっと運転上達のカギが見つかることでしょう。

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