クルマ・サービス

掃除やメンテナンスはどうやっているの? クルマの管理の舞台裏

カーシェアはレンタカーとは違い、店舗スタッフによる掃除やメンテナンスはありません。では、どのようにして、クルマの清潔感や安全性を保っているのでしょうか? メンテナンスの現場をお見せします。

<目次>
専任スタッフが巡回メンテナンスを実施
備品チェックと室内清掃
車内清掃の次は安全点検
外装の洗車と傷のチェックで総仕上げ
定期的なメンテナンスで安全・安心のカレコ

専任スタッフが巡回メンテナンスを実施

カレコでは、会員の皆さまがお互いに気持ちよくクルマを利用できるよう、利用に際してのマナーやルールが決められています。利用終了時の簡易清掃とゴミの持ち帰りの実施、残量が1/2以下でのガソリンの給油などは、会員の皆さまならよくご存知のことでしょう。

それらに加えて、専任のスタッフが10日に1度の巡回メンテナンスを行い、ボディや室内のクリーニングと、安全点検を行っています。また、スタッフによって作業内容に差が出ないよう、一連の作業を専用アプリで管理。そのアプリの項目に沿って、クルマを1台1台チェックするため、どのクルマも同じクオリティで清潔感や安全性が保っています。ここからは、実際の現場をのぞいてみましょう。

備品チェックと室内清掃

カレコのクルマ全車に、会員の皆さまにご利用いただける「お掃除セット」を設置していますが、巡回スタッフはまずこれらの備品をチェックし、足りないものを補充します。

セット内容は、消臭材、ウェットシート、カーペット、ほうき、除菌スプレー
セット内容は、消臭材、ウェットシート、カーペット、ほうき、除菌スプレー

備品のチェックが終了すると、次は室内清掃です。最初に車内全体に掃除機をかけ、足元やシートの隙間などのゴミやほこりを取り除きます。そして、次にインストルメントパネルやシフトレバーのあるセンターコンソールまわりのほこりを取り、車内の除菌を行います。

 インストルメントパネルやシフトレバーまわりなど、隅々までほこりを取っていく
インストルメントパネルやシフトレバーまわりなど、隅々までほこりを取っていく

水で固く絞ったタオルに、除菌効果のあるアルコール系クリーナーを吹きかけて拭き、さらに拭き跡が残らないように、乾いたタオルで乾拭きをして、キレイに仕上げます。タオルには、車内を傷つけないようやわらかなマイクロファイバークロスを使用します。

 やわらかなマイクロファイバークロスとアルコール系クリーナーで除菌を行う
やわらかなマイクロファイバークロスとアルコール系クリーナーで除菌を行う
 マイクロファイバークロスにスプレーをたっぷりと吹きかける
マイクロファイバークロスにスプレーをたっぷりと吹きかける

実際にクリーニングをしてもらうと、驚くほど入念に作業をしていることがわかります。たとえば、手で触れる部分なら、ハンドルやシフトレバーはもちろん、エアコンのスイッチやカーナビのディスプレイ、ドアノブやシートベルトまで。他にも、コンソールボックスやドアポケットの内部に至るまで、隅々までアルコール系クリーナーで拭き上げていました。

 ハンドルだけでなくウィンカーなどのレバー、ドアノブ、スイッチ類まで、手で触れる場所は念入りに
ハンドルだけでなくウィンカーなどのレバー、ドアノブ、スイッチ類まで、手で触れる場所は念入りに
 カーナビのディスプレイなど、拭き跡が目立つ部分はしっかり乾拭きする
カーナビのディスプレイなど、拭き跡が目立つ部分はしっかり乾拭きする
 ルームミラーも手で触れる部分のひとつ。すべての窓ももちろん清掃する
ルームミラーも手で触れる部分のひとつ。すべての窓ももちろん清掃する
 コンソールボックスやカップホルダー、ドアポケットまで隈なく清掃する
コンソールボックスやカップホルダー、ドアポケットまで隈なく清掃する

ご覧のように隅々まで入念に除菌清掃をしているので、安心してご利用いただけます。もちろん、後部座席も同様の手順で隅々まで除菌しているので、抜かりはありません。

 ドアの開口部まわりやステップ部分もクリーニング
ドアの開口部まわりやステップ部分もクリーニング

さらに車内の匂いが気になるときは、消臭スプレーを吹きかけたり光触媒を使用した消臭剤を使ったり、場合によっては空調ダクトの中まで消臭作業を実施。可能な限り、前利用者の使用感が残らないよう、隅々まで丹念に清掃しています。

車内清掃の次は安全点検

安全点検は、ボンネットを開けてエンジンルーム内のチェックから。バッテリーなどの設置に緩みがないかや、エンジンオイル、ウォッシャー液など消耗品の状態を確認するところからスタートします。

 まずはエンジンルームのチェックから
まずはエンジンルームのチェックから
 エンジンオイルやブレーキ液の量や状態なども確認する
エンジンオイルやブレーキ液の量や状態なども確認する

エンジンルームの次は、タイヤを点検します。傷や亀裂がないかを目視で確認し、タイヤゲージを使って溝が3.0mm以上あることをチェック。最後に、空気圧をチェックします。

 残溝をチェックする専用のゲージで溝の深さを確認
残溝をチェックする専用のゲージで溝の深さを確認

ちなみに、タイヤの残溝は法律上では1.6 mmあれば車検も通り、問題ないとされていますが、カレコではより安心してお使いいただけるよう、3.0mmを切ると交換するようにしています。

その他にもワイパーの状態は問題ないか、ヘッドライトやブレーキランプなどの灯火器がきちんと作動するかどうか、メーターに警告灯が点灯していないかもチェックします。

 エンジンをかけて警告灯が点灯していないことを確認する
エンジンをかけて警告灯が点灯していないことを確認する

外装の洗車と傷のチェックで総仕上げ

最後は、外装を洗車すると同時に、細かい傷をチェックしていきます。まずは、窓ガラスの汚れをクリーナーで落とし、乾いたタオルで乾拭き。その後は、ボディを拭き上げていきます。同時に、見落としている傷がないか、走行に支障のある破損箇所はないかを細かくチェックしていきます。

 窓ガラスが汚れていると視界が悪くなるため、安全のためにもクリアにしておくことは大切
窓ガラスが汚れていると視界が悪くなるため、安全のためにもクリアにしておくことは大切
 汚れが少ないときはその場で清掃。汚れがひどいときは洗車機も併用する
汚れが少ないときはその場で清掃。汚れがひどいときは洗車機も併用する

外装クリーニングのポイントは、「左回りで作業を行う」こと。その理由は、キチンと拭く順番を決めておくことで、拭き漏れをなくすことにあります。さらに、拭きながら傷をチェックすることで、汚れに紛れて見えなかった細かい傷も発見することができるのです。

 タッチアップペイントを用意し、簡易な傷の補修も実施
タッチアップペイントを用意し、簡易な傷の補修も実施

洗車を行う中で傷を見つけた場合は、その傷の程度によっては、その場で補修することも。簡単補修では綺麗にならない重度の傷を見つけた場合は、車内マニュアルの「傷チェックシート」に追記し、アプリで報告。該当するクルマの予約受付を停止するなどして、専門の業者による修理が行われます。

定期的なメンテナンスで安全・安心のカレコ

カレコでは、クルマの安全管理はもちろんですが、内外装をキレイな状態に保っておくことで、利用する方に気持ちよく使っていただけることを心がけています。皆さまも、カレコのクルマをご利用の際は、次の方が気持ちよく使えるよう、簡易清掃やゴミの持ち帰りをお願いいたします。

 カップホルダーやドアポケットなどにゴミや荷物を忘れていないか確認しよう
カップホルダーやドアポケットなどにゴミや荷物を忘れていないか確認しよう

なお、ボディが汚れた場合は、車内にある「給油・洗車カード」を利用して洗車(上限金額2,000 円)をすることも可能です。洗車をしていただいた場合は、当社でレシートを確認後、翌月以降の利用料金に充当できる500円分のクーポン(6か月間有効)をプレゼントしています。

カレコでは、これからも安全でクリーンなサービスを提供してまいります。これからもカレコをぜひご利用ください。

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